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NAKACHO ART SERIESについて
このたび、足立区千住エリアの芸術拠点の一つである仲町の家で、学生企画として「NAKACHO ART SERIES 2021」を実施する運びとなりました。
北千住にキャンパスを構える東京藝術大学音楽環境創造科、アートプロデュース専攻の学生3人の企画のもと、2021年2月から8ヶ月間にわたり、藝大生による全4回の展示を行います。
会場となる仲町の家は、江戸時代からの歴史をもつ日本家屋で、2018年からは「千住の文化サロン」として地域に開放されています。伝統的な日本庭園に囲まれ、ゆったりとした時間が流れる仲町の家。その一角にある茶室をお借りして、若いアーティストたちの作品を展示します。
アーティストとして参加するのは、東京藝術大学 音楽環境創造科・先端芸術表現科・日本画科・デザイン科の学生です。作品の形態は音響作品・映像・楽曲など多岐に渡り、回ごとに全く異なるアプローチで空間と向き合います。
1回につき1つの作品という小さな企画ですが、お楽しみいただければ幸いです。
NAKACHO ART SERIES 企画
東京藝術大学音楽環境創造科学部2年 三枝響子
企画者の思い
千住に藝大があることをご存知ですか?
社会(北千住の街)があって、アート(藝大生)があって。
でもそこにあまり接点が無いことに違和感を感じていました。
美術館やホールで見聞きする芸術は、街の生活とは別の文脈で行われているようで、接点のない人とは永遠に接点がないまま。どちらかが近づいていかない限り新たな出会いは生まれづらい現状があります。
芸大生の表現と、街や人々を繋ぎたい。そんな思いでこの企画を立ち上げました。
舞台になる仲町の家は、人々の生活の延長線上にあるような、誰もが飾らず馴染める場所です。
長い歴史の中で育まれた千住という街の多様性と寛容さが芸大生の表現をうまく受け止めて、新しい何かを生み出ことができたら……。
皆様の日常に芸術の香りを少しだけ、お届けできれば幸いです。
NAKACHO ART SERIES 企画
東京藝術大学音楽環境創造科学部2年 荒川千優
展示一覧
#1 「エオリアン・ダンサー」 中岡尚子(音楽環境創造科4年)
#2 「あおば・あうと・おうと・おとうと・ばとう・げし」熊谷優里(先端芸術表現科3年)
#3 「2番目の風を右に曲がって」 中岡尚子(音楽環境創造科4年)
堀江幹(音楽環境創造科4年)
伊藤明日奈(音楽環境創造科3年)
#4 「鶴跡」 作曲:福澤龍一(音楽環境創造科2年)
美術:小池柊(絵画科日本画専攻2年)
仁科維(デザイン科2年)
音響:池田翔(音楽環境創造科3年)
#5 「雪わたり」 池田翔(音楽環境創造科3年)
松吉菜々子(音楽環境創造科3年)
企画 京谷眞鈴(音楽環境創造科4年)
三枝響子(音楽環境創造科2年)
荒川千優(音楽環境創造科2年)
※展示や開室のスケジュールは変更になる場合がございます。事前にSNSで情報を確認いただいた上でご来場ください。
※新型コロナウイルス感染防止に充分留意しながら実施していきます。
※「仲町の家」は東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京、東京藝術大学音楽学部・大学院国際芸術創造研究科、特定非営利活動法人音まち計画、足立区が主催となって行っている、市民参加型アートプロジェクト「音まち千住の縁」によって運営されています。 本企画は「アートアクセスあだち 音まち千住の縁 拠点形成事業 パイロットプログラム」 の一環で実施しています。